2000年に発表された、アディバ最初のモデル「ベネリ・アディバ 125」。それから20年後の今年、初代の想いを受け継ぎ「アイディア」の最新電動バイクが誕生します。20年の時を経て最新技術が導入されても、変わることのないコンセプトとは?
バイクに屋根!?
突然ですが、みなさん。この変わったカタチのバイク、ご存知ですか?
これは「アイディア」の前身である、「アディバ」の名を冠した最初のモデル「ベネリ・アディバ 125」です。
スクリーン、開閉式ルーフ、大型トランクという3つの装備が特長で、イタリアの名門ブランドであるベネリ社とのジョイントプロジェクトとして、2000年に発表されました。
最も独創的な装備が開閉式ルーフ。
国際特許を取得した、アディバだけの特長です。開放感を味わいたいときは、このように畳んでトランクへ収納することができるのです。
ルーフを収容した状態でも「フタ側」にまだ荷物が入ります。
コックピットも変わっています。昔懐かしい1DINのラジカセを装備!
ハンドル下にはスピーカーや12V電源も備えているので、もはやハンドルバーの付いた自動車という感じです。
このように快適性と利便性を追求した、先進的で革新的な「ベネリ・アディバ」は、欧州をはじめ世界各国で販売されるヒットモデルとなりました。
バイクなのに3輪!?
そして、2008年にイタリア・ミラノショーで発表したのが、フロント2輪&リア1輪という独自の車体構成を持つ「AD3」。
二輪車の手軽さや軽快感を保ちながら、四輪車に近い安全・安心を実現しました。
そして「アイディア」へ
快適性と利便性を追求した、先進的で革新的な乗り物
「ベネリ・アディバ」から始まったこのコンセプトは、2019年「アイディア」に継承され、さらに進化しました。
パワーユニットをエンジンからモーターに変えたことで、環境性能が高まると共に、排気ガスを出さず、音が静かな電動バイク。
まずは、この一台。AA-Cargoが間もなく走り出します!
AA-Cargoについて、詳しくはこちら ↓
ちなみに……。
本記事の表紙に使ったこの画像は、「ベネリ・アディバ」のプロトタイプ。
ガルウイングスタイルのドアのような、とても興味深い部品が付いていますが、残念ながら採用には至りませんでした。
ドアを閉めるとこんな感じ。
こんな機能が、未来の「アイディア製 電動バイク」に採用される日が来るかもしれませんね。お楽しみに!!