こんにちは、マーケティング部の玉井です。
せっかく赤坂ショールームに来たなら、赤坂でもっと楽しんでいただきたい…!
ということで、赤坂にあるAIDEA STYLE的でステキなお店をご紹介いたします。
今回は、あの老舗和菓子屋さんへ!
高級贈答品の代名詞「とらや 赤坂店」
みなさん「とらや」と聞くと、羊羹や最中など、和菓子をパッと連想しますよね?贈り物としても、とても喜ばれる贅沢な逸品です。
そんな「とらや」の旗艦店が赤坂にあるのをご存じですか?
赤坂ショールームからは徒歩約13分!
目印となるのは、やはりこの大きな暖簾ですね。
暖簾をくぐり中へ入ると、店内はとても温かみのあるデザイン。木材にはヒノキがふんだんに使われているとか。ヒノキのいい香りがほのかにしてきます。
窓に面した明るい階段で、上るのも心躍りますね。
幸せ気分のまま2階へあがると、とても高級感のあるフロアが登場しました!
並んでいる商品はどれも美味しそう・・・ただその中でも群を抜いてオーラを放っていたのがこちら!
とらやといえば、この竹皮に包まれ、杉の箱にうやうやしく収められた「羊羹」ではないでしょうか?
数ある羊羹の中でも代表的な小倉羊羹「夜の梅」は、切り口の小豆の粒が、夜の闇にほの白く咲く梅の花を思わせることから「夜の梅」というそうです。
一般的な羊羹に比べると、少し硬めで弾力があります。食べた瞬間にガツンと甘いのではなく、噛めば噛むほど甘さが湧き出てくるような深い味わいです。
小豆の粒がとてもいいアクセントになっていて、抹茶や温かいお茶と一緒にいただくと、より美味しさが引き立ちそう!
そして月に2回種類が変わる「季節の生菓子」も、魅力が満載です。
こちらは、期間限定で販売されている酒饅頭「虎屋饅頭」です。
お土産などでメジャーな酒饅頭ですが、なんととらやでは明治39年から販売している独自の酒饅頭とならば、いただいてみる価値は大いにあると思います!
期間限定3月15日までなので、お忘れなく!
購入するのは後にして・・・3階へ向かいます。
3階には、とらやの和菓子をその場で食べることができる喫茶「虎屋菓寮」があります。
甘味はもちろん、食事メニューとしてランチもここでいただけます。
ですが、せっかく足を運んだのなら、その場で美味しい和菓子もいただきたいですよね?
実は赤坂店ならではのおすすめのポイントがこの3階にあるのです。
生菓子などをつくっているのはここ!出来たてをいただける贅沢な場所なんです
3階に登ってすぐ。壁面のガラスの奥に製造場があります。
ここは「御用場」と呼ばれ、職人さんが実際に生菓子などの製造を行っている場所なんです。
赤坂店では、この御用場で出来上がったばかりの和菓子をいただくことができるのです!
先ほど2階でご紹介した「季節の生菓子」や「虎屋饅頭」もこちらでつくられています。
同じく2階でも販売している赤坂店限定 生姜入焼菓子「残月(ざんげつ)」もこちらでつくられており、3階の菓寮にて食べることができます。
販売時間は13:30からなので、ランチのあとのデザートとして食べたいですね。
すごいのはお店だけではありません!
こんなに立派な和菓子のお店が赤坂にあったなんて!と初めて知る方もいらっしゃると思います。
ですが、すごいのはお店だけではなく、とらやの歴史がとにかくすごいんです。
老舗店であることは知っている方も多いと思いますが、創業はいつかご存じですか?
なんと室町時代後期!!
創業から約500年の歴史があるんです。
ここまで長く愛されている理由・・・とても気になりますね。
広報の方にその理由、聞いてみました!
玉井:本日はよろしくお願いします!
とらや広報の神田さん(以下神田):よろしくお願いします。
玉井:さっそく本題に…とらやがここまで長く愛されている理由を教えていただけますか?
神田:「おいしい和菓子を喜んで召し上がって頂く」という経営理念を貫いてきたことが、結果として約500年続いた理由かもしれません。
玉井:「おいしい和菓子を提供して、お客様に喜んでいただく」。とても素敵な経営理念ですね。
神田:ありがとうございます。この経営理念は1985年に明文化されたものなんです。お客様がお菓子を購入し、召しあがったときに「美味しかった!今日は気持ちのいい買い物ができたな」と喜んでいただけるサービスをしようという思いを込めた言葉なんです。
玉井:美味しいお菓子を500年変わらず作り続けるのは大変なことだと思いますが、創業以来、変わらずに守り続けてきたことってあるのでしょうか?
神田:会長が常々申してきたこととして、「変えていけないものなどない」というのがあります。環境や時代に合わせて、菓子の味やサービスが変わっていくことは必然だと思うのですが、お客様に喜んでいただけるお菓子をおつくりしたいという思いは変わりません。
玉井:時代によってファッションや音楽など流行が変わるように、お菓子の味にも変化をさせる必要があるんですね。勉強になります!
ここで気づいたのは「すべてはお客様のため」ということ
広報の神田さんのお話しを聞いてわかったのは、とらやの和菓子が変化をしながら約500年ものあいだ愛されてきたのは、お客様を第一に考えてきたからということです。
それは、プジョーにも通じるところがありました。プジョーは今年ブランド誕生210周年を迎えましたが、創業以来、常にお客様に寄り添った製品を作り続け、その名前を世界に広げてきました。
プジョーのスタートは1810年。当時は家族経営で製鉄業としてスタートし、最高品質を示す「ライオン」マークをつけた工具類や、傘、コーヒーミル、自転車など、人々の生活に根差したさまざまな製品を世に送り出しました。
1890年には、世界に先駆け四輪自動車の量産を開始。富裕層だけの乗り物であった自動車を大衆が手に届くところまで広げ、誰もが便利に経済的に移動できる手段を提供したのです。
1898年には、プジョーとして最初のモーターサイクルを、第1回パリ・モーターショーにて発表しています。現存する世界最古のモーターサイクルブランドがプジョーなのです。
第二次世界大戦後の1950年代には女性の社会進出が進み、手ごろな交通手段としてスクーターが世界的ブームに。そこで登場した「S55」はヨーロッパ市場で人気を博しました。
自転車から自動車、モーターサイクルと、多くの人に便利で経済的な乗り物を提供してきたプジョーですが、時代の変化や世の中で求めているお客様の声に耳を傾け続けてきたのが分かります。
とらや広報の方にお話しを聞いて、人々に愛され長く続くブランドのヒミツが分かった気がします。
赤坂で長く愛されるブランドに触れてみてください!
ぜひ赤坂ショールームにお越しいただいた際は、甘いものを食べにとらやに足を運んでみてはいかがでしょうか?
500年の歴史を感じながら食べる和菓子は、また一味違った印象になるかも!
とらや赤坂店(直営店)
住所:東京都港区赤坂4-9-22 電話番号:03-3408-2331 ※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。 営業時間:【物販】 9:00~19:00(平日) 9:30~18:00(土日祝) ギャラリー:物販に準じる(イベントによっては変更) 休業日:毎月6日(12月を除く)
赤坂店(虎屋菓寮) 営業時間:11:00~18:30(平日)ラストオーダー18:00 11:00~17:30(土日祝)ラストオーダー17:00 ※席数を減らし入店されるお客様人数を制限させていただきます。 ※当面、メニューを縮小して営業いたします。 休業日:毎月6日(12月を除く) |
とらやB1階のギャラリーにて企画展示開催中です!
とらやの地下一階はギャラリーになっており、現在「とらや パリ店」40周年を記念した展示を行っています。
テーマは「日仏の菓子くらべ」ということで、私玉井が実際に展示にも伺わせていただき、お話しを聞いてきました!
その内容は次回のお楽しみということで、フランスという文化や歴史が異なる国で「和菓子」が40年愛されたワケを解き明かしたいと思います!
ようこそ!お菓子の国へ ―日本とフランス 甘い物語―
【会 期】2020年9月26日(土)~2021年4月11日(日) 【場 所】虎屋 赤坂ギャラリー 〒107-8401東京都港区赤坂4-9-22 【開場時間】平日9:00~19:00、土日祝9:30~18:00 入場無料 【展示期間中の休業日】2020年10月6日(火)、11月6日(金)、2021年1月6日(水)、2月6日(土)、3月6日(土)、4月6日(火) |