誰もが知っているトップブランド「ルイ・ヴィトン」。
今から167年前の1854年に、フランス・パリにオープンした世界初の旅行カバン店から始まりました。主にトランクを生産していたルイ・ヴィトンですが、1892年にはハンドバッグの販売を開始。その後トラベルグッズを中心に、順調にビジネスを拡大します。
1998年にはアパレルや靴を、2001年には時計を発売。さらには香水やジュエリーなど、さまざまな製品がラインナップに加わっていきました。
ルイ・ヴィトンの「本」がオススメです
そんなルイ・ヴィトンの製品の中で、今回ご紹介したいのが「本」です。意外と思わるでしょうが、ルイ・ヴィトンは20年以上にわたり、独自の出版ビジネスを展開しているのです。いずれも「旅」をテーマにした、3つのシリーズの本です。
1.シティガイド
多種多様なバックグラウンドを持つライターやゲストが紹介する、都市の旅行案内。トレンドを見極めユニークな知見を提供してくれる、旅のパートナーです。現在30都市をカバーしており、今年は、北京、ベルリン、ケープタウン、ロンドン、ロサンゼルス、メキシコシティ、ミラノ、ニューヨーク、プラハ、ローマ、上海、シドニー、台北、東京、そしてパリの内容が一新されました。

2.ファッション・アイ
ファッション・フォトグラファーの眼差しを通じ、ある国や地方、都市、訪問先の姿を浮かび上がらせ、新たな地平線へ向けての旅立ちへと読者を誘うフォトブックです。
11月に発売となるフランス関連の一冊が『ファッション・アイ パリ by メルヴィン・ソコルスキー』で、アメリカ人 フォトグラファー 「メルヴィン ・ソコルスキー(Melvin Sokolsky)」の作品です。至上のエレガンス漂うフランスの都を巡る「 Bubble (1963)」と「 Fly(1965) 」という、 パリで撮影された自身の最もアイコニックな2作に収められた写真を、このたび初めて1つにまとめました 。

パリの1960年代と言うと、手軽で便利な交通手段としてスクーターが増えていた時代。プジョーのスクーターに乗る、こんな人々が切り取られているかもしれませんね。
3.トラベルブック
そして最後がトラベルブック。世界各国のアーティストと作家をフィーチャーした、アーティスティックな旅のスクラップブックです。11月に発売となる最新作は、コミックブック・アーティストのフランソワ・ スクイテン(François Schuiten)と旅行作家のシルヴァン・テッソン(Sylvain Tesson)の作品「MARS」。そう、旅の行先はなんと火星!

さほど遠くない未来、人口の急激な増加と記録的気温上昇により、これまで耕作可能だった広大な土地が砂漠化。
新時代のアダムとイヴたる男女が火星へのミッションに派遣されて、この赤い惑星と、それがもたらしうる人類の生存可能性を探るというストーリーです。

こちらの動画では、「MARS」の一部と作者おふたりのメッセージを見ることができます。
ルイ・ヴィトンというブランドになんとなく描いていたイメージが、ガラガラと崩れ落ちる(ほめてる)ことを保証しますので、ぜひご覧ください!