出逢うことのよろこび
みなさん、最近本を読んでいますか?
私は幼少期から本が大好きで、絵本、図鑑、漫画、小説とさまざまな本から本当に多くのことを教わりました。
近年では、簡単に手に入り置き場所に困らない電子書籍も人気ですが、紙に印刷された本ならではの良さは捨てられません。
さらには、自分が思いもしなかった本と「偶然に出逢う」ことができる本屋の魅力は、何物にも代えがたいものがあります。
「バイクと出逢うための本屋」がオープン
そんな私のリクエストに応えてくれそうな素敵な本屋さんが、11月6日にオープンしました。
静岡県掛川市にできた小さな本屋さん「本と、珈琲と、ときどきバイク。」です。
代表の庄田祐一さんは、ヤマハ発動機でプロダクトデザイナーとしてバイクのスタイリングやカラーリングを担当。次第にモノづくり側の立場からコトづくりの重要さに気づき、独立を決意しました。バイクの魅力を広める手段としてこの本屋の開業を決めたそうです。
この店のコンセプトは、”バイクと出逢うための本屋”。
“動”と“静”という真逆の性格を持ち接点がないように感じられる「バイク」と「本」ですが、両者には人間が本来持っている“美しさを感じる心”などプリミティブな感性を刺激できる共通点がある、と庄田さんは考えます。
「本と、珈琲と、ときどきバイク。」は、日々“動から静へ”“静から動へ”を行ったり来たりすることで、好奇心や感受性をくすぐり、“バイク×本”のある暮らしの美しさを伝える、人とバイクを本でつなぐプロジェクトなのです。
こだわりの本と珈琲
約3坪ほどの小さいお店ですが、そこに集められた本は庄田さんこだわりのセレクト。好奇心・感受性・美意識をくすぐり、バイクの魅力を知るきっかけとなるような本が集められています。
「本と、珈琲と、ときどきバイク。」は本屋さんではありますが、その名前にもあるように珈琲も楽しめます。落ち着いてじっくりと本を選んでいただけるような配慮です。
珈琲豆は、県内の有名店「自家焙煎珈琲豆シロネコ」の豆を使用しています。 深煎りならではのビターチョコを思わせる濃厚なコクや香りが味わえ、ほろ苦さの中にはっきりと甘みが感じられる珈琲です。
ジャンゴの特別展示も実施中
今回「本と、珈琲と、ときどきバイク。」ではオープン特別企画として、プジョージャンゴの展示を行っています。静岡県ではまだまだ見かけることの少ないジャンゴに「出逢っていただこう」という試みです。
プジョー最新カタログや非売品のステッカーを先着順で配布しているので、ジャンゴに興味がある方はぜひお立ち寄りください。
将来的には、ギャラリーとしての活用も検討されています。県内活躍の作家と企画し、作品展示やオリジナル雑貨の販売など、アンテナショップとしても機能させたいとのこと。
本と、珈琲と、バイクが好きなあなたは、ぜひ訪れてみてください。きっと新しい出逢いがあると思います。
店舗情報
【住所】 静岡県掛川市富部150-7
【電話】 080-6364-1872
【営業時間】 11:00〜20:00
【定休日】 木曜日