本日の東京は、久々の猛暑日。厳しい暑さが堪えます。
異常気象の影響による異常な暑さも辛いですが、もっと恐ろしいのは巨大な台風です。
昨年12月に発生した「台風22号」は、中心気圧915hPa、最大風速55m/sという猛烈な強さの台風で、16日から17日にかけてフィリピンを横断しました。
その被害は甚大で、現在確認されているだけでも死者410人、負傷者1,200人、避難者は40万人という、想像を絶する巨大災害でした。経済的にも大きな被害をもたらし、その額は約40億ペソ(日本円で98.4億円)とも言われています。
バナナの危機
フィリピンの名産物といえばバナナですが、台風22号は、フィリピンに自生するバナナの品種である「バランゴンバナナ」の主要産地であるネグロス島をはじめ、ボホール島やミンダナオ島北部の産地を直撃しました。
台風22号は生産者の家屋105軒を全半壊させ、出荷できるバナナがなくなった産地の人々は収入が一時的に途絶える状態となりました。
甚大な被害に対し、オルタートレード・フィリピン社(ATPI)の呼びかけにより、世界各国の団体が2,300万円超の支援金を用意し、農地復興と生産関係者の生活支援を進めてきました。
支援金は被災直後の食料支援838家族分や全半壊した家屋の修復、倒壊したバナナ集荷場や農場施設復興のための資材等に使用されました。

バナナは、生産者のみでなく選果作業やフィリピン国内での流通、パッキングなど出荷までの作業に携わる多くの人達の生活を支えています。
今回の被災で一時的に仕事を失ったこれらのスタッフはATPIから日当を受け取り、バナナ畑に足を運んで復興作業に携わり、普段の仕事では目にしない生産現場を知るきっかけともなりました。

フェアトレードバナナが復活!
「生協」でおなじみのパルシステムは、独自の基準に沿った添加物の少ない商品や、低化学肥料・低化学合成農薬栽培に取り組む産直をコンセプトにしています。
パルシステムは、フェアトレードバナナである「バランゴンバナナ」を高く評価し、これまで販売を行っていましたが、現地の被害と出荷停止を受け、販売を見合わせていました。
しかし、被災後半年以上が経過し復興が進んだことで生産量に回復する見込みとなったことから、7月18日(月)からカタログでの注文受付を再開しました。

除草剤などの化学合成農薬を使わず手間をかけて育てられ、収穫後の防カビ剤・防腐剤なども使わない「バランゴンバナナ」は、濃厚な味わいとほどよい甘みで生協の組合員にも好評とのことです!
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