フランスの名門ブランドとして、多くの人々に愛されてきたプジョー。ふと気づいてみるとプジョーは、自動車、モーターサイクル、自転車という、公道を走る3つの乗り物を製造する非常に稀有なブランドだったのです。
来てます!プジョーモトシクル!!
現存する世界最古のモーターサイクルブランドとして知られる「プジョー」。今春国内での発売が開始された「ジャンゴ 120th リミテッドエディション」は、プジョーの歴史を体現する一台として大きな注目を集めました。
120年を超える歴史の中で、プジョーはレースでも大いに活躍しました。公道レースの最高峰であるマン島TTレースの第一回大会(1907年)で、プジョー製エンジンを搭載したノートンが優勝を果たしたのです。
近年はスクーターがラインナップの中心であったプジョーの二輪部門ですが、モーターサイクルにかける情熱は未だ途絶えることなく、現在もあらたなモーターサイクルを開発中です。
勢いに乗っているプジョーモトシクルですが、やはりプジョーの製品として一番有名なのは自動車ですね。
プジョーと言えば、やはり自動車
こちらは最新モデル「508 SW」。フラッグシップモデルである「508」のステーションワゴン仕様として先月発売されたばかりの新型車です。
いかにも荷物を運ぶクルマ、という武骨なスタイルになりがちなステーションワゴンですが、「508 SW」はまるでスポーツクーペのような流麗な後ろ姿に仕上がっています。美しい!
しかしプジョーは、美しいだけじゃありません。レースの世界では、WRC(世界ラリー選手権)やダカールラリーで圧倒的な強さを見せ、「砂漠のライオン」としてライバルたちに恐れられたのです。
実は、自転車もスゴイんです。
そして、モーターサイクルよりも自動車よりも前に、この世に生まれたのがプジョーの「自転車」です。1882年に最初のモデルとして、大きな前輪と小さな後輪が特徴的な「Grand Bi」が発売されました。デザインが斬新!
そしてプジョーの自転車は、レースの世界でも頂点に立ちます。最高峰の自転車レースであるツール・ド・フランスにて10回の優勝を果たし、名門ブランドとしてその名を広めました。
で、現在のプジョー製自転車は?というと、こんな最先端の電動マウンテンバイクを作ってるんです!カッコイイ!!
リチウムイオンバッテリーをフレームに内蔵しているそうです。こんなにイカス、ロードバイクも!
モーターサイクル、自動車、そして自転車。このようにプジョーは、公道を走る3つの乗り物で世界を制した、とっても珍しいブランドなんですね。
ということで誠に勝手ながら、「地上の王はプジョー!」と宣言させていただきます!!