原付二種125ccモデルとして人気のプジョー・ジャンゴですが、このたび150ccモデルがラインナップに加わりました。150って本当に必要なの?と思いつつ一日乗ってみたところ「私にとってはこれが最高!」と強く感じたのです。その結論に至った3つの理由をご紹介します。
ジャンゴ125の情報はコチラ
理由1 – 150は自由だ!
125に続いて国内発売が開始された、ジャンゴ 150。高速道路に乗れるようになり、ついに好きなところへ好きなルートで行けるようになったのです。
先日、その事実をあらためて実感する出来事がありました。大型連休を前にした強烈な忙しさゆえ、オフィスで心が折れそうになっていたある日、頭に思い浮かんだ言葉は……
「そうだ、海へ行こう」
125ではこの発想はなかったかもしれません。高速道路を走れる150だからこその思い付きです。
広報車のジャンゴ 150 スポーツ ABSを引っ張り出しそそくさと会社を脱走した私ですが、全くのノープラン。どんなルートでどこへ行こうか定まらないまま、とりあえず高速に乗ってみます。
好きな時に好きな所へ行ける。
この「自由」こそがバイクの魅力の原点ですよね。
小休止したところで、本来の目的を思い出しました。海へ向かいます!
こんな感じで、簡単に非日常へトリップできちゃう。この自由さが150の魅力です。
さて、心がリフレッシュされたらお腹が空いてきました。
「そうだ、中華街へ行こう」
そう思い立ち、大さん橋からすぐそばの朝陽門をくぐり中華街へと入ります。
そこで分かったのが「ジャンゴ150が最高である2つ目の理由」です。
理由2 – 150はジャストサイズ!
中華街に入ってみると、平日だというのにものすごい数の人、人、人!これじゃ走ることもできないし、行きたい店にたどり着けない!!
というわけで、ジャンゴを降りて押していくことにしました。
125と同じ車重なので、押し歩きも軽々で楽ちん。大きさも125と同じなので、人混みでも歩行者の邪魔になりません。まさに「ちょうどいいサイズ」なんです!250だったらこうは行かなかったはず!!
そして……
小腹が満たされ、安心したその時、ふと気づいたのです。
「やば、仕事しなきゃ……」
まだ仕事が残っている事に気づき、泣く泣く会社に戻ることに。
ここで「ジャンゴ150が最高である3つ目の理由」が身に沁みました。
理由3 – 150はやっぱり速い!
最短ルートである湾岸線経由をセレクト!急いで帰るぞ!!
ジャンゴの125ccモデルはスロットルレスポンスが穏やかで、ジェントルに加速していくところがジャンゴの製品イメージに合っていて好ましかったのですが、対するジャンゴ150はスロットルを開けた途端にドンッと車体が前に出ます。
トルクフルなシングルエンジンならではの、ダイレクトな加速が特長です。
最高速も十分。高速道路における法定最高速度である100km/hは、確実に出るエンジン性能です。さすがに数100kmを一気に走る高速ロングツーリングはつらいでしょうが、今日のようなプチ遠乗りでは何の不満もありません。
空冷エンジンということもあり、アクセルを大きく開けたときのズオオッという吸気音や加速する時のトトトッという振動などを含め五感で力強さを感じることができるのも気持ちイイです。
自由で、ジャストサイズで、速い。
3拍子そろった「ジャンゴ 150」は、私にとって本当に最高だったのです!!
じゃあ、125ではなく150を買うのが正解なの?
だからといって、全ての面で150が良いのかと言うとそんなことはありません。例えば以下の部分では、125より150の方がユーザー負担が大きいのです。
排気量 | 運転に必要な免許 | 購入時の重量税 | 軽自動車税 | 自賠責保険 | 任意保険 |
125 | 小型自動二輪 | なし | ¥2,400/年 | ¥7,500/年 | 四輪車保険の原付特約が使用可能 |
150 | 普通自動二輪 | ¥4,900 | ¥3,600/年 | ¥8,650/年 | 単独での契約が必要 |
また公共施設や共同住宅などの駐輪所では、「125cc以下のみ駐輪可能」みたいなところもあるようです。
このような違いを良く理解した上で、ご自身にピッタリなジャンゴを選んでいただければ幸いです。良くわからないので詳しく教えて!という方は、ご遠慮なく赤坂ショールームでお尋ねください!
125も150も、ご試乗が可能です!