戦後間もないころからスクーター文化が開花した欧州では1950年代からスクーター専門誌が存在しており、幅広い情報をスクーター愛好家に届けていました。今回はフランスの専門誌に登場したプジョーS55スクーターとともに、当時のおしゃれなスクーターファッションを紹介いたします!
さすがスクーター大国!! 古くからスクーター専門誌がありました!
第二次大戦後の1950年代、本邦では2輪車情報を扱う雑誌といえば「オートバイ」、「モーターサイクリスト」、そして「モーターファン」などがありましたが、なんと欧州では当時からスクーターを専門に扱う雑誌がありました。
まずご紹介するのは、フランスの2輪専門誌RTMこと「Revue technique motocycliste」の別冊である隔月刊誌「SCOOTER」です。当時からスクーターは女性ユーザーの獲得を大きなテーマにしていたこともあり、美しいファッションを身にまとった女性モデルが多く起用されていたようです。
なんと、ロケ地:アメリカです・・・かね!?
続いてご紹介するフランスの月刊誌「le Scooter」では、ファッショングラビア企画を展開しています! モノクログラビアなので着衣の色味がわからないのがちょっとザンネンですが、1950年代っぽいシルエットは十分わかるので、おしゃれ上級者はぜひご参考にしてください!
こちらの2ページのグラビア、テキサス州パンパ、カナダのオンタリオ、そしてミネソタ州の地名がキャプションに記されていますが、まさかのアメリカロケ? それとも、それぞれの街をイメージしたコーディネートの意味・・・? ちょっと元の情報が少ないので判別つきませんが(コメンナサイ!!)、それはさておきとてもクールでおしゃれですね!
“おしゃれ”は、プジョー製スクーターの”DNA”です!!
ちなみに雑誌ではありませんが、1954当時のプジョーS55のカタログもとてもおしゃれなので、一緒にご紹介させていただきます!
現代によみがえったプジョーS55、とも呼ばれるおしゃれなスクーターであるプジョー・ジャンゴも、ご先祖様に負けず劣らずにおしゃれなイメージ写真で広告展開をしています。おしゃれとの相性がバツグンというのは、きっとプジョー製スクーターに脈々と受け継がれる「DNA」なのでしょう!