毎年この時期になると街にはチョコが溢れる。そう、2月14日はバレンタインデー。
女性が男性にチョコを贈って愛の告白をする日とされてるけど、この習慣は日本だけ。欧米では、恋人や家族、友人に感謝の意を込めて贈りものをする日だそう。というわけで、私も大切な人への贈り物を探しにお出掛けしました。
向かったのは東京・銀座にあるモーターアパレルのセレクトショップ「Motorimoda(モトーリモーダ)」。ここ、じつは私が以前働いていたお店でもあるんです(笑)。だから商品ラインナップはよーく知っている。バイクやクルマ好きに響くアイテムが豊富なので、そんな友人たちへのプレゼントを探すならココと決めているのです。
この日の相棒は、チョコレート色のプジョーのスクーター『ジャンゴ 125 アリュールABS』。モーターサイクルよりも気軽に乗れるスクーターは、銀座のようなオシャレな街に行くのにぴったり。シフトチェンジの必要がないから、シューズもバイク用でなく、普段履いているタウン用のブーツでOK。
小ぶりだけれど風除けのスクリーンも付いているので、寒風がダイレクトに当たらないのが嬉しい。そうそう、今日は収納力バツグンのトップケースまで付いているから、たっぷりお買い物しても大丈夫。当然お財布と相談しつつだけどね。
モトーリモーダの店舗前のスペースにジャンゴを停めると、店長の浜口さんが私に気づいて手を振る。
「マツザキさん、久しぶりです~。プジョーのバイクですか、いいですね~」
フロントのライオンマークのおかけで、クルマ好きならこのスクーターがプジョーだとすぐに気付く。先日もガソリンスタンドに立ち寄ったら「プジョーってスクーターもあるんですね」と声を掛けられたばかりだ。
そんな話をしながら店内に入っていくと、レジ横のカウンターに置かれたアクセサリーが目に留まった。スパナの形をしたバングルやリング。コレ、めちゃくちゃ可愛い。イタリアの「Rouille(ルイユ)」というブランドのものだけど、これなら男女ペアで着けても良さそう。プレゼントはギフト用にラッピングしてもらい、大事にトップケースの中にしまった。
125ccのジャンゴは、街中を移動するにはちょうど良い相棒。シート高770mmのたっぷりしたシートは、女性の場合、信号待ちで止まる時など少しお尻を前にずらす必要があるけれど、走行中は座り心地バツグン。車重も129kgと軽いので、エンジンを切って押してバイク置き場に入れるときなどもラクチンなのです。
最近はデパートやファッションビルにバイク専用駐輪場も少しずつ増えてきているので、おしゃれなスクーターでショッピング…なんてのもアリかもしれませんね。
《松崎祐子》