私、じつはバイクの免許持ってるんです
昨年、思い切って取りに行った二輪免許。まずは中型を取って、様子を見て大型にステップアップと考えてはいましたが、今のところはまだ中免のみの私。
その後、いろいろな方からバイクに乗るお誘いはありましたが、お断りし続けていました。「免許を取ったのになぜ乗らないの?」と思われるかもしれませんが、二輪の教習は教習所内しか走行しないので、公道で走る勇気が無かったからというのが本音。
でも一応、去年の春には東京ビックサイトで開催されたモーターサイクルショーに足を運び、最新のバイクの世界を覗いてみたりしていました。そこで見かけたプジョーのスクーター、『ジャンゴ』に今回乗ることになるとは。
プジョーと言えばフランスの自動車メーカーで、世界最古の量産車メーカーとして知られています。しかし、もともとはペッパーミルといったキッチン用品や自転車なども手掛けています。以前、フランスのプジョーミュージアムに行ったとき、「こんなものまで!」と幅広い商品ラインアップに驚いたものです。しかもどれもお洒落で可愛い。
そのプジョーが手掛けるバイク、もちろん可愛くないはずがありません。昨年のモーターサイクルショーでの展示方法も、まるでパリの街並みを思わせるブース作りで、世界観が分かりやすいのです。
そんなプジョーのブースで見かけた「ジャンゴ」。日本では2018年春から販売が開始されていたとのことですが、カラーバリエーションが豊富でなによりデザインがお洒落~!プジョーのライオンのマークも可愛さに磨きをかけます。このジャンゴに試乗できるというのですから、断る理由がありません。というか、むしろ乗りたい!
気分は「ローマの休日」ならぬ「東京の休日」
いつもクルマの撮影の時は、洋服の色をコーディネートするために事前にボディカラーを聞きますが、今回はなぜか聞くのを忘れてしまいました。でも、当日そこにあったのは…キュートなピンクの「ジャンゴ125 ABS」。
デザインも丸目のヘッドライトでクラシカルスタイル。さらにホイールやシートのパイピングなどアクセントに白を使うという…可愛いを通り越して、可愛すぎる!
聞けばこのジャンゴ、1950年代のプジョーS55がモチーフになっているのだとか。ピンク色の原付二種ナンバープレートと偶然にも同色コーディネートなのもイイ!(笑)
早速シートに座ってみる。が、すっかり二輪の操作方法を忘れている…。というわけで、編集部のM女史が乗り方を簡単にレクチャー。そうそう思い出しました!(笑)。
しかしアクセルをひねっても加減が分からずビビッているので動きません。恐る恐るもう少し強くひねってみると…動きました(笑)。そして、ちょっとずつちょっとずつアクセルを開けて、スピードも上げてみる。そしてブレーキ。そう、スクーターだから操作は手のみ。またがる必要はないのでスカートでも乗ることが可能なんです。
実は今回、編集部からのリクエストは「ローマの休日」風の服装でしたが、残念なことに撮影当日は風が強く、スカートがめくれるかも?ってことで、予備で持って行ったチェックのパンツで撮影することに。なので気分は「ローマの休日」ならぬ「東京の休日」。
気が付くと内股になっているのが気になります
最初は怖々乗っていたのでシートに座る位置も前気味でしたが、慣れてくると徐々に自分のちょうどいいポジションが掴めてきました。ただシートの横幅が広めなのか、足は使わないとはいえ、気が付くと内股になっているのが気になります。
装備については、足元の前のボックスを開けると右側はスマートフォンなども充電できる充電ソケットと小さなポケット、左のボックスには給油口。シートの下にはヘルメットや荷物を入れるスペースがあり、見た目だけではなく、使い勝手もなかなか。
125ccまでのバイクが普通自動車免許でも運転できるようになるかも、という動きもあるようですが、現実にそうなったらジャンゴの可能性はさらに広がると思うのですが…。
吉田由美|カーライフ・エッセイスト 短大時代からモデルを始め、国産メーカーのセーフティドライビングのインストラクター経て2000年に「カーライフ・エッセイスト」に転身。クルマまわりのエトセトラについて独自の視点で自動車雑誌を中心に、テレビ、ラジオ、web、新聞、トークショー、講演会などで広く活動中。3つのブログを展開し、中でも「なんちゃってセレブなカーライフ」は1日約20万アクセスの人気を誇る。 |
《吉田 由美》
引用元:
https://response.jp/article/2019/02/04/318747.html
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