2020年でプジョーは210歳に。
1810年にフランスで生まれたプジョーが、210年という長い年月の間にどうやって成長しみなさまに愛されてきたのか、知らない方にも興味がある方にも知っていただきたい!という想いから始まったこの連載。今回はVol.3です。
Vol.2はこちら。↓
今日も、プジョーのヒストリーを遡っていきますよ!
自転車からのステップアップ
プジョーは1886年に自転車を造り始めましたが、それと同時に次なるステップアップに向けて歩み始めていました。
それは自動車の製造です。
1889年早くも第1号車として、パリ万博博覧会で「プジョー」の名を冠した最初の自動車を披露しました。
エンジニアである、レオン・セルボレと共同設計した三輪車は、蒸気を動力としました。ただ、この三輪車は商品化には至らなかったようです。
ここで新たな転機が!
パリ万国博覧会の会場で、工作機械メーカーのパナール・ルヴァッソール社が展示していたドイツのダイムラー社の特許を買い製造した、ガソリンエンジンにプジョーは注目したのです。
そのガソリンエンジンを、プジョーの製作する車体に搭載するという交渉が順調に進み、プジョーはガソリン・エンジンを搭載した自動車の製作を開始することになったのです。
そして生まれたのが前作とは異なる「四輪車」
1890年にガソリンエンジン搭載の四輪車「Quadricycle(クアドリシクル)」が誕生しました!
当時、ダイムラーやベンツなど他のメーカーが造った自動車も存在していましたが、それらは富裕層のための「一品物」でした。プジョーは、より多くの人々が自由に快適に移動できる手段として、世界で初めて自動車を量産したのです。
プジョーのステップアップをお見逃しなく!
次回もステップアップしていくプジョーをお届けしますが、いよいよ来ます。アレを造り始めます・・・!!
ぜひお楽しみに!
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