2020年でプジョーは210歳に。
1810年にフランスで生まれたプジョーが、210年という長い年月の間にどうやって成長しみなさまに愛されてきたのか、知らない方にも興味がある方にも知っていただきたい!という想いから始まったこの連載。今回はVol.4です。
Vol.3はこちら。↓
今日もプジョーのヒストリーを遡っていきますよ!
偶然のアイディアが歴史を変えた
1890年にガソリンエンジン搭載四輪自動車の量産を開始したプジョーですが、次なる進化を遂げようとしていました。
それは偶然にも閃いた「プジョーの自転車にエンジンを取り付けてみたらどうだろうか」というものでした。
そしてアイディアを現実にすることに成功し、1898年、第一回パリモーターショーにてプジョー初のモーターサイクル「motocyclette」を披露したのです!
同時に、1889年にプロトタイプとして発表していた三輪車「Tricycle(トリシクル)」を製品化したそうですが、売上は伸びなかったとされています。
エンジンを搭載したことで85㎏の重さとなってしまったこと、その上高価だったため、小型自動車との激しい競争に直面したそうなんです。
プジョーは軽量化に最善を尽くしたそうですが、それでも人気は出ませんでした。
そして次に「来る」モビリティは、モーターサイクルだと確信したそうなんです。
そして誕生した、1901年
そして、最初のモーターサイクル「motocyclette」が生まれてから3年後の1901年にモーターサイクル「ZL“Motobicyclette”」を発表し、販売を開始しました。
198ccのエンジンを搭載し、速度は25~40㎞/h。そして重量は35㎏。自転車よりも優れているのは確かでしたが、やはり高価ではあったようです。
ですが、未来のマシンのような目新しさにとても脚光を浴びていたそう!
現存する世界最古のモーターサイクルブランドであり、常に時代の先端を行く、プジョーらしいエピソードです。
次回のプジョーヒストリーもお楽しみに!
いままでのプジョーヒストリーもぜひご覧ください。
プジョーはじまりの1810年。最初に造っていたのは車でもバイクでもなかった?!【プジョーの210年を辿る旅 Vol.1】