2020年でプジョーは210歳に。
1810年にフランスで生まれたプジョーが、210年という長い年月の間にどうやって成長しみなさまに愛されてきたのか、知らない方にも興味がある方にも知っていただきたい!という想いから始まったこの連載。今回はVol.6です。
Vol.5はこちら。↓
今日もプジョーのヒストリーを遡っていきますよ!
スピードに情熱を注ぐプジョー
「便利で、快適で、経済的な乗り物を多くの人に」をテーマに自転車、四輪、二輪という様々な乗り物を創造してきたプジョーが、新たに情熱を注いだのがスピードの世界。「モータースポーツ」です。
1907年、現在でも公道レースの最高峰といわれる「マン島ツーリストトロフィ」の第1回大会に、プジョーは出場しました。
当時の競技規定は、約25㎞のコースを10周して順位を決めるというものでした。
サドル、ペダル、マッドガードなどを装備し、公道での保安基準を満たしたモーターサイクルが出場したそうです。
そこで、プジョー製Vツインエンジンを搭載したノートンが2気筒クラスで見事勝利!
1934年にも大きな成果を残しています。
現在では世界耐久選手権シリーズの開幕戦として設定され、ル・マン24時間と並ぶビッグイベントになっているボルドールでの耐久ロードレースに、「P515」で出場しました。
その結果、2,000㎞および3,000kmの平均最高速度、24時間走行の平均最高速度という3つの世界記録を樹立したのです!
スピードへ注いだプジョーの情熱が、見事に実を結んだ記録的な年となったのです。
次回のプジョーの210年を巡る旅もお楽しみに!
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