プジョーの最新モデル「スピードファイト 50 R-CUP」ですが、車体をまじまじと見てみると驚きの連続でした!こんなに凝った造りの原付は、ちょっと見たことがありません。ベテランライダーも思わず唸って笑ってしまう?スピードファイトのディテールをご紹介します。
スピードファイト125ccモデルの試乗記はコチラ
50ccなのに125ccクオリティ!
まずは全身を見て驚き。50ccと125ccの外観はほぼ一緒!全長×全幅×全高が共通なので、パッと見は区別がつきません。どっちがどっちかわかりますか?
外装については、ほとんどの部分が共用パーツなので、完全に125ccクオリティ。原付スクーターにありがちな簡素さや物足りなさは、みじんも感じられません!
では、各部を見ていきましょう。
まずは運転中によく見るミラー。肉抜きが施された繊細なミラーステーに、変形6角形のミラーがマウントされる、とても凝ったデザイン。
メーターは、スタイリッシュな超薄型デジタルメーター。今や必須アイテムと言えるスマホホルダーも標準装備です。ホルダーの裏側には、USB電源が取れるDCアウトレットが装備されていますので、走行中の充電も可能です。
そして、フロントカウル。よく見ると掘りが深くて複雑な造形です。クロームフィニッシュのライオンマークがさらに高級感を演出していますね。そして右ライトの上にある、プジョーのレーシング部門である「PEUGEOT SPORT」のステッカーが誇らしげです。このステッカーだけでも欲しい!っていうプジョーファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこから下に目をやると、早くもこのモデルのハイライトが!
ディスクはペタルタイプで、ブレーキホースはステンメッシュ、
そしてなんと、倒立フォーク&ラジアルマウント4ポッドキャリパー!
125ccは正立フォーク&片押し2ポッドキャリパーだっていうのに、なぜか50ccは超過激な足回り。史上最強のオーバースペックではないでしょうか?もう笑うしかありません。
これぞレーサーレプリカ。プジョーの本気が伺えます。
まだまだ続く、オーバースペックなディテールの数々!
ボディを見ると、アルミ製フットプレートに、エアプレーンタイプのフューエルタンクキャップ。
レーシングマシンのようにスパルタンな、削り出し(風)タンデムステップ。
車体前半のアイシーホワイトから一転、車体後半はマットブラックへと切り替わる、プジョーのレーシングカー伝統の「クープ・フランシュ(フランス語でスパッと切るの意)」デザイン。
シートはライダー側とタンデム側で表皮を切り替え、境目にはレッドのダブルステッチを施し、高級感満点です。シートカウルには、ミッドシップのクルマを思わせる、エアダクト(っぽい造形)を設けてレーシーな雰囲気がムンムン。
テール周りを見てみると、レーシングカーさながらのリアウイングが。さらにテールランプのデザインには、プジョーのアイデンティティである「3本ライン=Lion’s Claw(ライオンの爪跡)」を採用。
下におりてエンジンを見てみましょう。燃料供給はキャブレター!ご自身でいじりたいという方にはうれしい仕様ではないでしょうか!?
そして、リアホイールも抜かりありません。個性的な10本スポークのアルミキャストホイールを片持ちでマウント。13インチという原付らしからぬ大径ホイールなので、きっと走りもカッチリしているでしょう。
このように、全身どこを見ても一切手抜きナシ!
プジョーが本気で造った、究極のオモチャ「スピードファイト 50 R-CUP」をぜひお試しあれ。
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おまけ
言い忘れましたが、リアブレーキはなんとドラムです!!
フロントはラジアルマウント4ポッド、対するリアはドラム(笑)
このアンバランス加減が、なんとも笑ってしまいますね。