ネオレトロなデザインで、幅広い層のライダーから支持を集めているプジョー ジャンゴ。その人気のヒミツである「圧倒的な美しさ」を掘り下げるこの連載が、今回で3回目を迎えました。
第1回は19世紀末から20世紀初頭の芸術様式「アールヌーヴォー」との関連性を、第2回は海を大きく渡って「アメリカ」との意外なリンクを探りました。
ご覧いただいていない方は、ぜひこちらをどうぞ。
今回は、プジョーの歴史に注目します!
モーターサイクルのはじまり
現存するモーターサイクルブランドの中で、最も長い歴史を持つのがプジョー。今から122年も前の1898年に、フランスで開催された「第1回 パリモーターショー」で、プジョー初のモーターサイクルを発表しました。
その後20世紀に入り、1900年代にはロイヤルエンフィールド、インディアン、ノートン、トライアンフ、ハーレー、ハスクバーナといったメーカーが次々と生まれ、モーターサイクルを製造し始めます。
プジョーも順調に生産台数を増やし、1930年には、18,602台という当時では記録的な生産台数を達成します。
そして1953年に、プジョー最初のスクーターである「S55」を発売。フロントのトランクとダブルシートが特徴で、女性ユーザーを大いに増やしました。
そして1957年には、フロントトランクを廃して軽快さを増した「S57C」を発売。
この「S55」や「S57C」のデザインが、現代の「ジャンゴ」にもしっかり継承されています。
こちらは、プジョーモトシクル120周年を記念して2018年(国内発売は2019年)に発売された、「ジャンゴ 125 ABS 120周年 リミテッドエディション」。
流れるような曲線で構成されたボディ、
リラックスして姿勢よく乗れるライディングポジション、
金属、ガラス、プラスチックなど異素材による組み合わせの妙、
そして全身に漂うエレガントさ。
これが、長い歴史を経ても変わらずに継承されているプジョー伝統のデザインなのです!
では、細部をじっくりと……
では、そんなジャンゴの美しさをじっくり見てみましょう!
いかがでしたか?
120年を超える歴史を継承した、ジャンゴ。
もっと詳しく知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
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