そもそも、どんなモデルがあるの?
1993年、最初の電動バイク
日本における電動バイクの始まりは、今から25年前の1993年。型式認定を取得した初めての市販車が「ヤマテ ES600」です。定格出力0.58kWで、航続可能距離は60km。価格は¥596,000で、企業向けに約450台が販売されました。
1994年、「ホンダ CUV ES」がデビュー
タクトがベースでしょうか。定格出力は「ヤマテ ES600」と同じく0.58kWで、航続距離は61km。価格は¥850,000とかなり高額で、官公庁や地方自治体に200台がリースされたそうです。
2002年、あの名前が復活!
2002年、あの名前が復活!
「ヤマハ・パッソル」です。
え?パッソル?
私のようなオールドライダーの方々はきっとそう思いますよね!そうです。昭和の大ヒットモデルと同じネーミングなのです。そんなところからもヤマハさんの気合が伺えますね!定格出力0.58kWで、航続可能距離は32km。価格は圧倒的に買いやすい、¥240,000でした。
ここまで来て、何か気が付きませんか?そう、みんな「定格出力0.58kW」なんです!!
「定格出力0.58kW」ってなに?
この「定格出力」という耳慣れないキーワードにどんな意味があるのか調べてみると、
モーターが定格電圧・定格周波数で、最も良好な特性を発揮しながら連続発生する出力をいいます。 |
難しい……。
ザックリまとめると「定格出力」とは、ガソリンエンジンでいう「最高出力」のように「一瞬だけ出れば良い最高値」ではなく、「ズーッとその力で回していても、壊れない数値」のようです。
そして電動バイクは、法律上は「定格出力」を目安に以下のように区分されます。
0.6kW以下 —- 原付一種(50cc以下)
1.0kW以下 —- 原付二種(125cc以下)
1.0kW超 ——- 軽二輪 (250cc以下)
ここまででご紹介した3台はもちろん、世の中にある電動バイクの大部分は原付一種クラス。世の中の意識としては「電動バイク=小っちゃくて遅いやつ」でした。
しかし、そんな流れが変わり始めます……。
大型の時代がキタ!!
2006年、最初の大型モデル
VECTRIX(ベクトリックス)社が、2006年に世界初の大型電動バイク「VX-1」を発表!
定格出力7kWh、最高出力20.2kWh、最高速度109km/hという、250cc並みの動力性能を誇示するかのように、バーンナウトのデモンストレーション!
3.7kWhのニッケル水素電池を搭載し、フル充電で105kmの走行が可能でした。イギリスで警察車両にも導入されるなど、信頼性も確か。国内にも輸入されていたため、ご存知の方も多いでしょう。
そして2014年、BMWも!
2014年にはBMWが、さらに大きいマキシスクーター「BMW C EVOLUTION」を発売!
定格出力19kW、最高出力35kW。
原付二種(125cc)クラスや軽二輪(250cc)クラスを飛び越えて、一気に大型クラスです!
いよいよ役者がそろってきた感じですね!!
で、アディバは何か出すの?
来年は電動バイク元年といわれる2019年。アディバもやります!
VECTRIXのテクノロジーを活用し、大容量リチウムイオン電池を搭載したニューモデル「アディバ VX-1」がついに発売!!
第一号車にナンバーが付きましたので、いよいよ近日乗ってみます!!
まずはスペックや価格が気になる!という方は、こちらのページをご覧ください!!