先日「アイディアAAカーゴ」の、マックデリバリーへの正式導入が発表され、電動バイクの社会進出が一気に加速するのでは!?と話題となりました。
趣味で楽しむ乗り物として考えるとエンジンの音や振動は歓迎ですが、働くモビリティとしては静かで快適でクリーンな電動バイクは今後も増えていくのではないでしょうか。
そもそも3輪って何がいいの?
配達用の車両として電動バイクが、しかも3輪が選ばれるのには理由があります。滑りやすい路面でも転倒の危険性が少ない上、段差やデコボコ道でも3輪で衝撃を吸収するため安定しています。大きな荷物も積めるし、ブレーキもよく効きます。
AAカーゴの場合は、ジャイロシリーズよりも大型の13インチホイール(ジャイロは8インチ)と左右独立懸架サスペンションを採用しているため、さらに衝撃吸収性が高い構造となっています。
また3輪バイクの利点としては、「スタンドが不要」ということがあります。
ホンダ ジャイロ シリーズでは、ハンドルの下にパーキングロックレバーを装備しています。このようにレバーを上にあげてスイッチを切ると、車体が固定され倒れなくなるのです。四輪車のサイドブレーキのようなイメージですね。
駐車する際の「右足でバイクを支える→左下を見る→左足でスタンドを出す→左足でバイクを支える→バイクを左側に倒す」という5アクションが、「手でレバーとスイッチを操作する」という2アクションで済むのです。
わずかな差のように感じますが、実際に使ってみると「足を着かないでいい」ってこんなに楽なんだ!とちょっと感動します。配送業務で使う方なら、なおさらそのありがたさを感じられると思います。
最新のAAカーゴは電子ロックを搭載!
最新の電動3輪バイク「アイディア AAカーゴ」が、さらに進化しました。
現在販売中のAAカーゴのコックピットはこちら。
ハンドル中央部に2本のレバーがありますが、左のレバーが車体の傾斜を固定する「ロールロック」で、右のレバーが車体の前後を固定する「パーキング」です。
2本とも引くとこの通り。
そしてこちらが、現在ショールームに展示中の最新プロトタイプ。レバーがありません!
レバーに替わって、左右ハンドルスイッチの内側にもう一つのスイッチがついています。
これが新機能「電子ロック」です!
ハンドルを握ったまま、ステップに足を乗せたまま、ボタン1つ(正確には2つですが…)で車体を固定できるのです。
この通り!
ロールロックとパーキングが別々に制御できるところがミソ。
例えばロールロックだけをかけた状態でバックすれば、こんなことができちゃいます!
よーく見ていただくとわかりますが、全く足は着いていません!
バイクだから、止まったら足を着くのは当たり前。
しかしそんな当たり前を、斬新なアイディアで覆すのが「aidea」なのです。
これからも「aidea」の新しい試みにご注目ください!